私がいるのは山の中腹を通る一本の道
かなり立派な道路だ。
谷を挟んで向こう側の稜線を辿ると
こちら側と同じぐらいの高さまで伸びている。
目的地を探して、足元を見下ろすと、
人が1人やっと通れるぐらいの細く長い筋が
下まで伸びているのが見える。
この先に発電所があると聞いてやってきたが
目の前に広がるのは、山の大自然。
下って行くにつれ、まだ舗装されていない大きな道路が見え始める。
建設車両が通る専用道路があったのか
何軒か食堂があり、
道端には無人の自販機コーナーもつくられている。
波の砕ける音と潮風
不意にここが、海のそばだと気づく。
道路わきの斜面に、やけに大きな蟹が張り付いている。
細かいのから、大きいのまで、必死に張り付いている。
臆病なのか、近づいて行くと動揺してる大きいやつがバランスを崩した。
無数の蟹たちが、斜面から雪崩の様に道路に崩れてきて、盛大に転んでゆく。元の様にもどろうと大慌てで戻って行く。
この蟹達は脆いのか、大きいのが何体か
砕けてそこに残されている。
ご馳走が目の前に転がってきるこの有様に
驚いている処で目が覚めた。
それにしても、おかしな夢をみたものである。
そんな事を思いながらトイレに行くために部屋を出ると
通路に2台のPARAMOUNT BED製のKA-381歩行器が置かれていた。
これが夢の原因でほぼ間違いないと確信して、トイレに