日別アーカイブ: 2025年5月17日

nextcloudをアップデートして、バックアップしたらサイズが小さくなってて

少し焦ったのでメモ

ChatGPTさんに相談してみました。その時の様子をメモして残します。

この日サイズが小さくなったファイルは /var/lib/www/nextcloud-data/updater-*******と言う、updater-から始まるディレクトリでした。(便宜上このブログに書き残すファイルのフルパスは、標準的な構成のパスならこうなんだろうな、と言うパスに書きなおしております。)

しばらくアップデートしていなかったけど
今日、二段階アップデートして、
nextcloud HUB 10 (31.0.5)にアップデートしました。
そうしたら
バックアップのファイルサイズが小さくなっていました。
何故でしょう?

以下の様なアドバイスをもらいました。

Nextcloud HUB 10 (31.0.5) にアップデートしたあとにバックアップファイルのサイズが小さくなったとのことですが、これはいくつかの理由が考えられます。以下に代表的なものを挙げます:

主な可能性
1. 古いキャッシュや一時ファイルの削除

Nextcloud のアップデート時やその直後の cron ジョブ、occ コマンドによって次のような不要データが自動で削除されることがあります:

プレビュー画像(/appdata_xxx/preview/)の整理
古いバージョンファイルの削除(files_versions)
ゴミ箱(files_trashbin)の整理
一時ファイル (temp, uploads) の削除
 occ files:cleanup や files:scan の実行、または自動実行された場合も含めて、サイズが減少することがあります。

2. アップデートでの構造変更

Nextcloud のバージョンアップで、appdata_... やログ・キャッシュの構造が変更されたり、軽量化されたりすることがあります。不要なファイルを自動削除する処理が含まれている場合、それが原因でサイズが縮小することも。

3. バージョン管理・ごみ箱の自動期限切れ削除

Nextcloud の設定で:

「バージョン管理:最長○日で削除」
「ごみ箱:最大サイズを超えた場合、古いものから削除」
という設定がされている場合、アップデート後にこれらの管理がトリガーされて、不要データが削除されることがあります。

4. cron や background job が正常に動作するようになった

以前は cron や Webcron がうまく動いていなかったが、アップデートにより正常に動作するようになった可能性があります。その結果、キャッシュクリアや古いデータの整理が実行されてサイズが減少した、という流れです。

補足:念のためバックアップを
もし予期しないサイズ減少で「実ファイルが消えてるのでは?」と心配な場合は:

Web UI やクライアントでファイルに異常がないか確認
ログ(nextcloud.log)にエラーがないか確認
ディスク内の削除ログやファイル数の変化をチェック

アドバイスをもらい、次の様に調べてみました。

現行運用中のサーバーとアップデートする前のサーバーを比較するために、

残しておいたバックアップイメージをもとに、

別途、もう一台サーバーを建てました。

ただしこのサーバーはディレクトリのサイズ比較ができれば良いので、

運用中のネットワークには繋ぎません。

そして、2台の比較をしました。

nextcloudのサーバーのコンソールにrootアカウントでログイン

ルートディレクトリ直下のディレクトリサイズの比較
(ファイルへのパスは標準的と思う形に書き直して以下記載しています)

du -s / *

すると /varに大きな違いがありましたので、

du -s /var *

すると /var/lib に大きな違いがありましたので、

du -s /var/lib *

すると /var/lib/www に大きな違いがありましたので、

du -s /var/lib/www *

すると /var/lib/www/nextcloud-dataに大きな違いがありました。
そこで

du -s /var/lib/www/nextcloud-data *

をしましたら

一つのディレクトリに到達しました。

updater-から始まるディレクトリが大きくサイズが異なってました。

このディレクトリについてまた、聞いてみました。

updater- とは?

Nextcloud のアップデーター(updater.phar)は、アップデートの際に /var/www/nextcloud-data/updater-XXXXXX/ のような一時ディレクトリを作成し、次のようなデータを格納します:

バックアップされた旧バージョン(backup/)
ダウンロードされたアップデート用ファイル(downloads/)
アップデート時のログ(updater.log)
テンポラリファイル
これらはアップデート完了後も残っていることがあり、かなりのディスク容量を使うことがあります。

今回の推測される動作

Nextcloud 31.0.5(HUB 10)への二段階アップデートの際に、アップデーターが以下のような処理を自動で行った可能性があります:

古い updater-XXXXXX ディレクトリを削除
backup/ フォルダの内容を削除(設定によっては)
一時ファイルやログを整理して容量を削減



結論

今回ディスク使用量が減少したのは、アップデート時に使用された一時ファイル(updater-ディレクトリ)が削除または縮小されたためと考えて間違いないです。これは通常の挙動であり、心配のない良い兆候です。

ご希望があれば、updater フォルダの管理方針や、今後のクリーンアップ自動化の方法もご提案できます。

以上

終わりに

ChatGPTさんは日々進化していますが、時には頓珍漢な回答をくれたりもしますので、この日私が聞いた時はこんな感じでした。とは言えるのですが、絶対に正解であるのか?と言うことは、判りません。

ご覧戴いた方に、なにかの、ご参考に成ればさいわいです。

そして、ChatGPTさん、ありがとう御座います。