様々な音
暮らしていると、色んな音に囲まれています。
雨や風やテレビやラジオ、行き交う自動車、
表の通りを過ぎてゆく誰かの会話
小学生の登下校
数台の自転車が元気に話しながら走り去るのは中学生か高校生かな
季節ごとの農業用車両
工事用車両、バス
静かなオートバイや乗用車
けたたましいオートバイや広報車
電線から鳥のさえずり
土曜の午前中、どこかに出かけることもなく
ベットで天井を見つめながら
はるか上空のジェット旅客機の音
自衛隊ヘリの音
近所の小学校からの音
春なら水田に水を引く水路の音
近所の森の梢の音
音が生まれるところと、音を聞くところ
どこで生まれた音を、どこで聞くか
例えば花火の音、その場で聞くか、5km離れた所で聞くか、20km離れた所で聞くか音の聞こえ方は同じではありません。
直接聞こえる音や反響や残響の混ざった音の具合
空気や温度による高い音と低い音の伝わり方の特性
距離や温度や湿度による周波数帯毎の位相の変化や伝達速度(遅延)や減衰の特性
音の発生源から距離があれば、その様な様々な特性による影響を受けた後の音を聞いていることになると思います。
聴き方
コーヒー片手に落ち着いたり、レストランで食事をするときに、音楽が添えられているシーン。
演奏会で、飲み物や食べ物が提供されるシーン。
ここで、この様な映像に出会いました。
https://youtu.be/fBrhltuylVk?si=upQkzBHdF3KnsOAy
大きなコンサート、または音楽の祭典の様です。
楽器からの直接音が、左右から聞こえるのは、最前列は一握りの人だけで、多くの人は演奏者たちから離れた場所の席になるので、その耳に左右から入るのは、会場の音や楽器から出た音が周囲の建築物で反射して来た音でしょう。
楽器からの直接音は正面の限ららた範囲から聞こえると思います。
レコードとステレオ
演奏者から離れた場所で収録された音源のレコードと言うものが存在するのか知りません。
市販のレコードの多くは、音源からさほど離れない場所にマイクを設置して収録されていると思います。
最近の高性能オーディオであれば、再生するときに、コンサートホールや洞窟や屋外などあらかじめ用意された選択肢から好みのエフェクトを選べる物もあると思います。
臨場感または現場感
ある日の音楽祭、大多数の観客の聴く聞こえ方は?
最前列の場所の人が聞く音とは別の音のはず。
その日の気温や湿度による到達遅延や減衰の周波数帯ごとの特性や周囲の建物の配置や材質によるエフェクトが加わった後の音であることでしょう。
そして楽器の位置情報は最前列に比べると、離れれば離れるほど緩やかになる様に思われます。
最前列では右端の楽器や左端の楽器は、明らかに右と左に有りますが、何十メートルも離れた場所では、どちらもほぼ同じ方向にあると思えるでしょう。
楽器から離れたところでは、少しくらい移動しても、聞こえ方の変化は少ないと思われます。
演奏者から離れた場所のテーブルでは、完全なモノラルでは無いのに、席の違いは、聞こえ方にあまり影響しないと思われるのです。
パラゴン
1960年より少し前の時代に開発された、パラゴンと言うスピーカーは、聴く場所(位置)が違っても、ほぼ同じ様に、聞こえて、尚且つステレオであることを捨てない、と言う設計がされたとか聞き及びましたが、真意のほどはどうなのでしょうね?。
コンサートや室内演奏の体験が殆ど有りません。
ラジオやテレビの世代で、レコードは買って来てステレオで聞いていましたが、悲しいことに、本物に触れたことが、あんまり有りません。
その為、判断の基準や音作りの目標となる臨場感や現場感が己の経験の中に無いのです。
経験値が足りません。
若い頃から耳鳴りがひどく、現場に足を運んだとて、たいして経験値を積むことは出来なかったかもしれませんけれど。
その様な私がパラゴンの性能をどのくらいまともに評価することが出来るのか判りませんが。
現時点で2箇所、聞かせてもらって来ました。













